事業内容
ごあいさつ | |
武田水産株式会社 代表取締役 武田 |
日本海の幸に恵まれた男鹿半島では、安心・安全でしかも美味しい魚介類が水揚げされています。私共はこの地で生産者と協力しながら、この海の恵みを鮮度のよい状態で鮮魚、そして活魚として全国へお届けしてまいりました。また、水場段階から鮮度維持に関与するとともに地元漁業の振興に寄与するために定置網漁業も行なっております。さらに、地元の魚介類に付加価値をつけるために、加工品の製造・販売も行なってまいりました。 当社はこれからも海の幸に恵まれたこの地に貢献し愛されるよう努力してまいります。そしてこの地から全国の皆様へ安全・安心で美味しい魚介類をお届けしてまいります。今後とも当社へのご支援ご愛顧をお願い申し上げます。 |
■加工部 男鹿半島で水揚げされる海産物を加工した商品を製造・販売しています。男鹿半島は日本海に突き出しているため、年間を通して様々な海の幸に恵まれています。当社加工部では、製品の安心と安全はもちろんのこと、作り手が自信を持って美味しいと言える商品作りを心がけています。日本海の荒波に育まれた旬の魚、旬の海藻を滋味豊かな商晶に仕上げています。地元の海の恵みに感謝しつつ一つひとつ手作りされた逸品をぜひご賞味下さい。 ※ 食の安心と安全に結び付けるべく、平成22年8月に加工施設内の改修工事も終わりました。 |
■漁業部 当社では、2003年3月から漁業部を立ち上げました。当社漁業部は、日本海に突き出た男鹿半島のさらにその先端を漁場としています。男鹿半島は国定公園に指定されており、海あり山あり温泉あり、そして「なまはげ」ありと四季を通じて魅力ある土地だといわれております。そしてその先端には北緯40度線に交わる入道崎があります。当社漁業部では、その入道崎をはさんで東と西に年間を通して定置網を仕掛けています。そのため春には本鱒や真鯛、夏にはブリや鯵、秋には鮭、冬には寒ぶりや槍いかなど、年間を通じて四季折々の魚を水揚げしています。 |
■船頭あいさつ 喜久丸は第38喜久丸で4代目になりますが、代を重ねるごとに船が大きくなってきました。それは少しでも多く魚を捕るために年々網を改良し、それに合わせてきた結果でした。大謀網、ことに当社の底建網には年間を通していろいろな魚が入ります。みなさんがよくご存知の鯛や平目、鯵やアンコウから、地魚のシゲモ※1、やゴンコ※2、さらにはノドグロ※3まで入ります。喜久丸で水揚げされる魚は、私が自信を持ってお出しするものばかりです。機会がありましたら、ぜひ一度ご賞味下さい。 38喜久丸 船頭 佐藤泰助 ※1 ケムシカジカのこと。ほかにもボッケ、スゴエモンなどの呼び名がある。ちなみにスゴエモンとは「凄いもの」が説ったともいわれる。鍋はもちろん,刺身や握り寿司でもおいしい。 ※2 ホテイウオのこと。鍋にしてもよし,ぬたにしてもおいしい。 ※3 赤ムツのこと。刺身、寿司、焼物、干物、煮付けと何をしてもおいしい。ただし,喜久丸では年に数回しか水揚げされない。男鹿半島では、底曳網、刺網、延縄漁で漁獲される。 |
■喜久丸 当社漁業部では定置網漁業を営んでおり、第28喜久丸と第38喜久丸が操業しています。通年操業しているのは,主に第38喜久丸となります。夏期は午前4時半出港冬期は午前6時に出港しています。 漁場は主に入道崎の東に2力統(第15号※4、16号、県知事許可)、西に2力統(第13号、14号、県知事許可)となっています。特に西にある網は赤島と呼ばれ、秋田県内では最も日本海に突き出しています。そのため日本海を行き来する様々な魚がその時々に合せて水揚げされています。 ※4 第15号は鮭を漁獲するための網で、9月20日から12月31日までの許可となっています。第28喜久丸 全長 19.7m トン数 19.8t 第38喜久丸 全長 21.0m トン数 19.9t |
■定置網漁業とは 底建て網、大謀網 |
■喜久丸指定買い (「喜久丸ダイレクト」) 「喜久丸ダイレクト」は、当社漁業部で操業している喜久丸で水揚げされた魚だけを直接皆様のもとへお届けするサービスです。喜久丸では魚が海の中にいる段階から乗組員一人一人が、鮮度維持に気をつけながら水揚げ作業を行なっています。そのため鮮度のよさは折り紙つきです。 「喜久丸ダイレクト」ではお客様の注文に合せて、喜久丸で朝とれた魚だけを箱詰めし、その日のうちにクール便で全国へ発送いたします。もちろん喜久丸で水揚げされた魚を直接お届けするため、近年重要視されるトレーサビリティーも万全です。当社が自信をもってお届けする「喜久丸ダイレクト」をぜひご利用下さい。 ※ 荷姿は基本的に発泡スチロールの箱に下氷で発送いたします。 ※ 鮮度維持のため,えら取り、三枚おろしなどの下処理は致しておりません。 ※ 九州、四国、沖縄、一部島峨には,翌日以降の配送となります。 |
■小売部 当社で扱う鮮魚,活魚、水産加工品を直接消費者の皆様にお届けするため、1984(昭和59)年の西武秋田店(当時、本金西武)の開業にあわせ、同店地下一階に直営店を出店いたしました。 また2010(平成22)年4月には、JR秋田駅の駅ビルTopico(トピコ)一階に駅ビル店「男鹿北浦田沼屋」をオープンしました。これにより秋田のお客様方だけでなく、秋田駅をご利用になる県外の方々にも男鹿半島の海産物を自信を持ってお届けできるようになりました。トピコ店では一般鮮魚はもとより、お刺身、干し魚、漬け魚、海藻類など当社で扱う商品をご提供しております。秋田駅をご利用の際にはぜひお立ち寄りくださいませ。 |
■田沼屋慶吉 田沼屋慶吉とは、男鹿市北浦(当時,北磯村)を拠点とした秋田最大の北前船の船主だった二代目田沼慶吉にちなんでいます。田沼屋慶吉は、最盛期には千石船20隻以上、西洋帆船2隻を所有する廻船問屋を営んでいました。また地域を代表する篤志家で、男鹿半島の先端にある入道崎灯台の建設や一ノ目潟の水田への利水に尽力するなど、数々の業績を残した人物です。 2006(平成18)年、その偉業をたたえ「伝承の味 無限堂」「諸井醸造所」「萬盛丸」および当仕の協業で「株式会社田沼屋慶吉」を立ち上げました。「田沼屋慶吉」のブラシド名で慶吉の本拠地北浦で水揚げされた魚を厳選し漬け魚を製造販売しています。ぜひ美味なる味をお楽しみ下さい。 |
■採用情報 |
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本社勤務 | 事務員(本社) 若干名 作業員(北浦、船川) 若干名 |
漁業部勤務 | 乗組員(第38喜久丸/男鹿市畠漁港) 若干名 |
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